家電をなおす会 vol.4 ラジカセ
「家電をなおす会」報告レポート イベント報告
2024年11月22日(金)
イベント報告
クリスマスまで1ヶ月に迫った11月の終わり。
技術力が低い人のためのロボットコンテスト・ヘボコンと街コンを掛け合わせた『ヘボコン♡街コン』なるイベントを開催しました!
今や世界中で愛されるヘボコンですが、今回は業界初(!?)の街コンとの組み合わせ。ヘボコン創設者・石川大樹さんに開催のご相談をしたところ、前のめりでエールを頂戴しました。
当日は20~30代の男性6名・女性7名の計13名からのエントリーがあり、ドキドキの熱いバトルを繰り広げました!
つくった人のユーモアはもちろん、意図せず隠された一面が透けて見えるのがヘボコンの面白さ。
計画性を持って仕上げたと思われるロボット、前日に一夜漬けしたと予想されるロボット、動きのヘボさはさておき見た目で乗り切るロボット、当初の目標に届かず無念にもどんどんヘボくなったと見受けられるロボット…。
ロボットには、その人の愛すべき弱さや怠惰、性質がそこはかとなく露呈します。
つまり、会話というコミュニケーションでなくとも相手のことがよく知れる…!
ヘボいロボットが恋のキューピットになるかも!という見解(そんなことある?)から、今回の企画が持ち上がりました。
1対1で会話の機会が多い街コンとは異なり、今回はロボットにアピールポイントを込めてもらいました。
みなさん思い思いにハートのモチーフを散りばめていて、自己紹介&ロボット紹介だけで大盛り上がり!見た目に可愛らしくあしらったものもあれば必殺技でハートが繰り出される演出もあり、各々の個性が炸裂していました。
いわゆる”ラブ”的な意味合いでなくとも、人それぞれが持つユーモアが知れるのも、ヘボコンの魅力だと感じた一幕でした。
優勝・オーディエンス賞・最ヘボ賞に加えて、今回はマッチング賞をセッティングしました。
気になるロボットに投票して、マッチングしたロボット同士がいれば発表するというもの。
もしマッチングしなくても「お相手じゃないよ、あくまでロボットに投票したんだもん」と自分を慰められるのも安心ポイント。
スタッフ内でドキドキの開票…。
そして今回は!なんと!!!!!マッチング賞は……
ありませんでした!残念!!!
司会スタッフの「本当に恋愛って難しいですね」の一言で、大会を締めくくりました。
今回は新型コロナの状況も鑑みて現地解散としましたが、参加者の方は同性異性関わらず連絡先を交換されていて、関係性を築くきっかけが生まれている様子でした。
マッチング賞は生まれなかったものの、ものを介してコミュニケーションのきっかけが生まれたり、相手のことを知れるのはすごく面白いなと、ものづくりの新たな可能性を感じました!
必ずしも、直接言葉を交わすだけが相手を知る手段ではないですよね。
参加後のアンケートでは、「こんなに笑える街コンは初めてです」という嬉しい意見もあれば、「楽しすぎちゃって、街コンということを忘れてしまった。もう少し相手のことも知れる時間があると嬉しいです」というありがたいアドバイスも頂戴しました。
早速終了後に、運営チームで反省会&決起会を行いました!
また来年も、アップデートして開催予定です。
独身男女のみなさま、ぜひ笑い溢れる『ヘボコン♡街コン2021』へのご参加、お待ちしております!
このイベントに関わったスタッフ
建築デザインを学ぶ大学院生。こどもの遊び場に興味があり、卒論のテーマは「こどもの秘密基地」。最近は焼き物に興味が芽生え、将来やりたいことリストに陶磁器収集が追加。
ものづくり全般に興味があるが、とくに木工が好き。店先で木と戦っている人がいたら私かもしれません。始めは抵抗のある木工機材の操作のサポートや、作り方のご相談など、お気軽にどうぞ。
進学や仕事はものづくりとは無縁の体育会系だが、本やインターネットを活用して独学で洋裁を継続。日頃から自分で作った服や小物を着用しています。独学ならではの視点でミシンを使ったものづくりの楽しさをお伝えするのが得意。
ヘボコン❤︎街コンの首謀者。イベントグッズも必要とあらば何でも自分で作ります!作品が出来上がっていく過程を一緒に楽しむことが大好き。ぜひ作品のお話、聞かせてください!
スタッフとお客さんを面白がりながらお店をつくる人。ものづくりの場が人の暮らしとまちにどんな広がりを生み出せるか実験中。休日は安宿と銭湯をフィールドワークしています。