なんとかする工作

スタッフのおすすめ本

2021年6月25日(金)

こんにちは。店長の高橋です。
今回は、生活に身近な面白いプロダクトをつくられているクリエイティブユニット・TENTの青木亮作さんが執筆された『なんとかする工作』をご紹介します。

「とーちゃんつくって!」。クライアントは子どもたち。

この本は、2児の父でもある著者・青木さんが、息子さん・娘さんに「とーちゃんつくって」と頼まれて、即席でつくった工作たちが紹介されています。

面白いのが、本の構成。
子どもたち(クライアント)からの要求を<発注書>、要求に対しての青木さんのアイデアを<提案書>、提案した結果のクライアントの反応を<報告書>としてまとめています。

26にも及ぶ発注書の内容は、「スピノサウルスほしい」という具体的な要求から、「トイレしたくない」という抽象的なものまでさまざま。
納期も「なるはやで」の無茶振りから、「明日の朝までには」と配慮が見えるものまで、親子のやりとりが目に見えるようでクスッと笑えます。

ものづくりで大切なのは、試行錯誤を楽しむこと。

デザイナーとして活躍される青木さんですが、ここでは出来上がったモノの完成度やモノとしての実用性は重要視していません。
使っている道具・素材も、のりやカッター、段ボールや紙など、どこの家庭にもあるものばかり。

<提案書>に書かれる青木さんのトライ&エラーを見ると、スキルや知識よりも「試行錯誤を楽めること」が、ものづくりにおいていかに大切なことか伝わってきます。
きっとその姿勢は、ものづくりだけでなく仕事や子育て、その先にある暮らしをハッピーに生きるためのヒントにもなるはず。

「あ、ものづくりってそんなスタンスでいいんだ!」とハードルを下げてくれる楽しい一冊です。
ぜひ読んでみてください!

※「スタッフのおすすめ本」で紹介する本は、すべて西千葉工作室に置いてあります。アイデアを膨らませたり知識やスキルを得るために、本を読むのみのご利用も大歓迎です!

今回紹介した本

  • 題名:なんとかする工作
  • 著者:青木亮作(TENT・プロダクトデザイナー)
  • 出版元:玄光社(2019)

このイベントに関わったスタッフ

高橋 鈴佳

スタッフとお客さんを面白がりながらお店をつくる人。ものづくりの場が人の暮らしとまちにどんな広がりを生み出せるか実験中。休日は安宿と銭湯をフィールドワークしています。

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